bamboo HPshell structure
竹のHPシェル(双曲放物面)構造の制作
建築の知識を使った竹の活用法としてテント等の制作をやってますが、今年はもっと建築的な構造を取り入れた竹のランドマークの制作。
シェル構造といえば、有名なのがシドニーのオペラハウスやケネディ国際空港など大空間を作るのにつかわれています。形も面白いものが作れるので、その知識を応用して軽くししなやかな竹の特徴を活かして竹で作ってみようとチャレンジ!
さらに幾何学的に直線を成すことで曲面に見えるHPシェル構造としてみた。
11月24日、江津市桜江町にある甘南備寺の竹林整備地を使って、ポリテクカレッジ島根住居環境科1年(22名)と共に朝10時から作業スタート。
協力者として、いつもお世話になっている樹幹ネットワークの皆様にも事前の竹や会場の準備等をしていただいた。ほんとに頼もしい頼りになるシニア世代。こんなシニア世代ならこれからの高齢化社会も楽しくなる気がする。
作業的には、計算さえしておけば結構簡単。
1.柱となる竹(今回は真竹を使用)9本を4.3mにそろえて、両サイド50㎝、そこから33cmに竹を取り付ける位置に印をつける。
2.それを結び付け、地面に3.6mの正三角形の位置に杭を立て固定する。
3.竹を竹割木で4つ割りにして節をとり、結び付ける。
4.結び付けるのは学生に男結びを事前に指導し、男結びで固定していくだけ。(中には男結びができずに団子結びもあったり…)
学生のために作った手書きの手順書。
作業自体は、学生たちが率先して作業分担し、想定より早く約2時間で作業終了。
想像した通りの出来で大満足です。
お昼は、竹を使って竹筒ご飯にお手製の漬物などほんとにおいしい手作りの田舎料理。
ぎんなんに栗など旬な食材を使っておいしくないはずがない!
最後は記念撮影。学生たちも満足そうでした。
紅葉に栄えるbamboo Hpshell structure
朽ちるまで甘南備寺に設置してあるので見に来てください。
江の川から国道261線からも見れますよ。
都市部でも作れるともっと皆さんが竹に興味をもってもらえるかな。
あとは、イルミネーションなどもやってみたい!
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