BIP -インテリア竹垣制作-
Bamboo Innovation Project
7月2日(日)インテリアになる小さな竹垣制作を「樹冠ネットワーク」の活動の一つとして実施しました。
2年前学生のテーマとして掲げたBamboo Innovationで竹に対する取り組みに共感していただいた地域の方と一緒に活動を広げるまでに至ったことはうれしい限りです。
樹冠ネットワークは江の川流域で蔵の改修や昔の文化を継承する活動を行っており、その一環として竹林整備などを行っています。
ここにくるおじいちゃんおばあちゃんの元気の良さにいつも圧倒されます。チェーンソーを持ち、竹を伐採し運んでいる姿は、今の若い方よりよっぽどパワフルです。
今月も広島の牡蠣イカダの材料として11メートル、380本もの竹を切り出してました。
さて、竹垣制作に戻りますが、今回は、およそ20名、中には竹かごを作っている方や、山口で竹に関する取り組みを行っている林業研究部ループの方や農林振興センターの方も参加されてさらにつながり・・・取り組みが新たな取り組みを生みますね。
では、竹垣ですが、竹垣と言っても様々な竹垣があります。
たとえば「竹穂垣」
あるいは「四ツ目垣」
など他にも「遮蔽垣」「鉄砲垣」「光悦垣」に「矢来垣」・・・
寺の名前がついた「金閣寺垣」や「龍安寺垣」などなど細かい違いを数えると無数にあるのが竹垣です。職人によっても違いがあり、こだわりがありそうです。
ではでは、当日。
今回は、インテリアにも使える小さな竹垣を作ります。様々な見本を用意し、各自が好きな竹垣に挑戦するスタイル。
また、竹を焼くことによって油抜きをしたり、重曹の入ったお湯で湯でて行ったりいろいろ実験的要素も入ってます。
やはり茹でたほうがのちのち綺麗な色になると私は思いますが、焼くのもいい風合いが出ます。
さらに、シュロ紐の結び方。これがなかなか難しい基本は男結びです。
竹垣に使用される「いぼ結び」「とっくり結び」「玉縁の飾り結び」などを練習です。
今回は教える立場でしたが、紐の結び方はなかなか難しいものですね。それでも何とか理解していただき皆さんできるようになりました。
インテリア用ってことで、シュロ紐だけでなく色のついた麻紐も用意してみました。
最終的に自作したものは、「竹穂垣」を麻紐で飾り写真を飾るためクリップをつけてもの
まぁこんな感じであとは経年劣化を楽しみたいと思います。もっとアジが出てくるはず!
今回は、竹垣制作だけでなく皆さんと一緒に作り、ご飯を食べ、嵐のようなゲリラ豪雨に楽しく笑いで吹き飛ばしたりです。
子どものものづくり教室での応用も視野にいれ今後の活動につなげたいと思ったりしました。
みなさん、ありがとうございました。
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